16

自粛期間、独自のセンスを貫いたyoutubeチャンネルを開設し、今もなおカルト的人気を誇っているしゅーじまん(三四郎 相田周二ともいう)について。


2020年3月開始当初は、テレ東の佐久間さんや菅田将暉が見ていることでも話題になり、わたしもしゅーじまんの様子を見ていた。しかし、厳しい自粛生活から徐々に日常を取り戻すとともにこのチャンネルから離れてしまっていた。



2021年に入り、どのチャンネルを見ても退屈してしまっていたこの頃、ひさしぶりにしゅーじまんチャンネルを見た。そこで私は、故郷に似た安心感に包まれ、どこか救われたような気分になった。
このような気分になる所以は、しゅーじまんチャンネル最大の特徴である、「無編集」であることが大きく影響しているように考える。テレ東の佐久間さんは、しゅーじまんチャンネルについて、無編集の動画を長尺で見ることは基本ないから違和感で気持ち悪くなる、と言っているがわたしはここに心地よさを感じてしまう。
誰にも邪魔されることのない、しゅーじまんの素の間を堪能できる。それはパッケージ化された商業用動画コンテンツとは真逆で、まるで目の前でしゅーじまんが話しているかのような感覚を演出する。
これが独特の安心感を生み、時として心酔してしまうのだと感じる。





ちなみに三四郎相田周二と、しゅーじまんは別の人間と捉える方が正しいと個人的に思っている。
しゅーじまんチャンネルを見た後で、三四郎ANNを聴くと、あのカルト的人気を誇る唯一無二のわたしたちのしゅーじまんではなく、一芸人の相田周二であることが明確になってしまい、幻滅する。心では信じたくないのに、脳がしゅーじまんと、相田周二の溝を埋めようとしてくるかもしれない。精神は何を信じれば良いのかわからなくなって混乱を引き起こす可能性もある。そこで私が導いた正解は、しゅーじまんと、相田周二を別人として脳に認識させ、それぞれを尊重し、信じることである。芸人、相田周二の空気を読んだMCっぷりと、カリスマyoutuber、しゅーじまんの破天荒ぶりは完全に別物なのだ。

0コメント

  • 1000 / 1000