153(7.10)

10時半起床。

今日は作業しなきゃな〜と思ってたところに、ぼくのうさんからラインきて、一緒にABCお笑いグランプリ見ることに…なんてことだ…
連絡してきたのは向こうだが、わたしが一緒に見ましょうと言った…時間ないのに…目先の快楽を優先する…

と、その前に喫茶連載の取材的な…に行く。このお店、久しぶりの訪問でどうかな~と思ったけど、あらためて最高を実感してはやく紹介したい気分になった。

ぼくのうさんとは15時に池袋で集合して歌広へ入る。もう放送始まってたので、大急ぎでわたしのPCで見る。狭いけど良い感じの鑑賞部屋が出来上がった。オニポテも頼んじゃって完璧。
審査員のコメントが、ネタの内容を説明しすぎて気持ち悪いと話す。ダウ90000に対して、「良質なお芝居」と評したコメントが、わたしたちのツボだった。
カべポおめでと~~ 17:30にABC終わってそのまま解散。

浅草へ。友達と夜の路上観察散歩。浅草寺の方行ったら、屋台がいつもより出てて、夏祭りみたいだった。かき氷を食べる。お祭りムードを満喫しちゃって、夏だね~なんて話したあと、散歩を始める。浅草寺を出て北へ、吉原方面。
このあたりの民家は、鉢に入った植物を家の周りに死ぬほど置いてて、公道もなにもないな…と、感動する。条例も規則も何もない感じ。植物はぐんぐん伸びるし、住人側も歩行者なんて知らないみたいな…路地裏にも案の定、草木が生い茂っていて、空間を埋め尽くしていた。草木の飛び出し具合を計測してまとめたZINEを作りたいと思った。東京の路地裏の魅力を伝えたいよ。
 
吉原はサッと散歩して、山谷方面へ。気になる安宿があるらしく、そこへ向かう。途中コンビニでスイカバーを買って、(友達はシーチキンおにぎりとファミチキ、両手に持って食べててかわいかった)、公園で休んだりした。
山谷の目的地というのが、「いなりや」という宿。ぐるぐる迷いながら歩いて着いて、驚嘆した。これまでも植物まみれの建築物はたくさん見てきたけど、ここまでのボリュームと威圧感は知らない。現役でやっているので電気がついていて、廊下が覗ける。奥へと続く青色の光が、建物に正気を宿していた。夜だったから余計オーラのようなもやみたいなものを感じた。
すぐそばの玉姫公園の周りを歩いた。ここはホームレスの人たちの家でありコミュニティであり、小さい街みたいだった。完全に異世界。だけど、繋がっている。私たちと彼らは。こちらから壁を作って、異なる人間だなんて態度はとりたくない。東京の現在のドヤ街の空気を感じ取った。少し上を見上げると、スカイツリーがキラキラ光りながらそびえ立っている。東京だ。これが東京だ、と思った。彼はこういうのをバグという言葉を使って形容する。東京を東京たらしめてるのは、このような不一致や違和感、「バグ」なのである。
山谷を出て、隅田川沿いを南へ歩く。浅草へ戻る。いつも帰り際はうつっぽくなるね、と話す。かき氷食べてた時はるんるんだったのに、都市のダイナミズムを喰らってしっとりとしてしまう。でもこれを感じられるから、この人と会って散歩する意味があると思ってる。何もなくても楽しいけど。
最後にとっておきのバグを紹介しようと思って、浅草駅6番出口の地下街へ案内する。ここはわたしの中で、有数の東京お気に入りスポット。戦後の雰囲気まんまの地下街を抜けると、キラキラの銀座線の改札が急に現れる。彼はバグだ、と言って、写真を撮ってバッチリはまってたのでよかった◯。わたしは満足顔で、そのまま解散する。

家に着いてもニュートラルな気持ちだった。精神回復してることを実感。2時には就寝。心身共に健康だ。




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