357(7.22)

ルアンちゃん(らーちゃ)の生誕イベに行った。ハッピーエンドへ向かう無敵の電少と3年ぶりに見たティン初がよすぎて泣いた。ティン初こと、ティンカーベル初野は、なんかどっかできいたことあるような音楽に、ジジイとババアのあるあるの歌詞を乗せて歌うというアーティスト。なにも知らずに最初みたら共感性羞恥発動の恐れ大ではあるのですが、そんな絶対に地上に見つかってはいけないおもしろ音楽を10年続けているわけで、ふつうの人間ではない。骨の髄からの面白人間。アーティストというより芸人なんだけど、アーティストをやっているからいまここにティンカーベル初野が存在している。ティンカーベル初野という名のプロフェッショナル。そんな彼のステージはこんなんでいいのかよってくらいゆるゆる。例えるなら寄席の色物を見ている感覚と全く同じ。この世にはこんな辺境の芸を何十年も続けて、それをライフワークに生きている人がいるんだ。エンパワメント以外のなにものでもない。ティン初を見ても同じことをおもう。こんなんでいいんだよ、人間。実際ってこのくらいだよなあ。わたしたちはなんで小綺麗に取り繕ったり、成長を目指したりしてしまうのだろうか。なぜ完璧を求めてしまうんだろう。進化なんていらないんだ。ありのままでいることがなによりも素敵なのに。成長という言葉が似合わないティン初。この存在を心からありがたく思う。

いつまでもティン初をこの距離で味わうためにも絶対に地上に見つかりませんように、と祈りながら、ティン初がずっとずっと幸せでありますようにと私は願っている。

また3年後に見にいきます。

0コメント

  • 1000 / 1000