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現会社、元上司に会った。わたしはほんとうにこの人のことが好きで、こんなに簡単に楽しい会話ができる、なんてすごいことなんだろうと思う。わたしたちはとても似ていて、お互いを尊重して、相手(と自分)のために言葉を尽くして、言葉を尽くせば尽くすほど楽しい時間になっていく。これはE(MBTI)の人たちにとっては普通のことなのかもしれないけど、こんなふうにして話すことができるのはわたしにとって貴重すぎること。
今日は、言葉と音(リズム)のはなしをラップ、漫才、ポッドキャスト、文章の4つの観点から話したり、形式的なものとそこから逸脱した表現についてや、白髪はまず鼻毛から生えてくるんだ、という話をした。

最近、わたしは自分のコミュニケーションの可能性を全否定していた。海外で言葉が通じないことを違和感と思えないほどに。日本にいたって、私の言葉なんか通じたことなかったよなと。そもそも脳内に言葉が何も浮かばない。会議中、打ち合わせ中、いつだって何を言えばいいかわからない。この人は今ここで私に何をいって欲しいのか。この会話はどこに向かっているのか。まとめたいけど、どうまとめれば良いのか。なにもわからない。がんばってなにか言ってみても、私の言葉をきっかけに会話が終わったり。それが何度か続くと本当に何も話せなくなって、頭が回らなくなって、言葉を発すること自体が怖くなって、脳内では使えそうにない言葉だけが、浮かんでは、ひっこめ、浮かんでは引っ込めを繰り返す。事前に思っていたこと、考えていたことでなければ流暢に話すことはできない、一回自分の言葉がつっかえると、もう何も自信を持って話せなくなる。脳の機能が止まってしまう。仕事をうまく進めるためにはなんでも話していいわけではなくて、秘密にしておいた方が有利だったり、話してしまうと不利になったり、そういうコントロールがまるでできなくなる。プライベートの恋愛とかならできるのに。ふだんの思考の速度の半分とかになってしまうから。なんだか仕事におけるコミュニケーションが何もできない暴露話になってしまった。治す方法知ってたら教えてください。
ところが、今日においては相手が言おうとしてることが、なんとなくわかるし、相手が話してる間にちゃんと脳に言葉がストックされているし、次私がこれを言えば、話は進んでいく、ということがわかる。変な遠慮もない。少しズレたことを発言してしまう恐怖もない。私って家族とかボーイフレンド以外にも、こんなに流暢にはなすことができたんだ、というか、それもこの人が特別というだけなんだけど、コミュニケーションの成功体験すぎて楽しかったです、という話でした。
また明日からビジネス会話恐怖症は発症し続
けますが、なんとか生きていくしかない。
菊地さんおたんじょうびおめでとー

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