341
8月売りのQJで載せようとして載せなかった原稿、うーんこっちにすればよかったかも
わたしは、もう一度知がファッション化することを本気で望んでいる。どうせ現在においては大衆的なブームになるものでもないし。今何の音楽を何を聞いているかも知りたいが、今あなたが何の評論を読んでいるのかが気になる。インスタで感想をシェアしたい難しそうであればあるほど、ニッチであればあるほど、なんかイケてるみたいな空気がやってくればいいのにと思う。哲学は程度を間違わなければ、官能的だと思う。
『逃走論』は、逃げるという、モラトリアムの真ん中にいる若者に刺さりそうなテーマを掲げ、新たなアカデミズムを提示した。近代社会が抱える根本的な問題は変わっていないので、今も読んでも同じ切れ味を堪能できる。
0コメント