164(7.27)

9時起床。

昨日行けなかった美術館へ行く、上野の国立西洋美術館。セザンヌを見たかった、というか、セザンヌでレポートを書いている。

自然をテーマにした、ドイツの美術館の協力による企画展。やっぱり印象派しか勝たないし、リヒターの存在感もすごかった。まっすぐだな…真っ直ぐだよ…テクノロジーもAIもいらないよ…芸術は真っ直ぐな気持ちだよ…

すぐ近くのスタバでレポートを進める。完成までの見通しがだったところで、やめて、喫茶 丘へいく。丘、5年ぶりくらい。最高すぎて、心を溶かす圧みたいなものを感じた…言葉を超越する空間…ウエイターのおじさんの塩(対応)加減もさいこうだし、とにかく空間の圧…ここは街喫茶でも高級喫茶でもない。日本的な…昭和的な…荘厳で空虚な…これが日本的なノスタルジーが持つダイナミズムという感じ。ギャランより丘だよ、みんな。

丘で私は菊地成孔の「時事ネタ嫌い」を読みはじめた。この本、あまり期待せずに買い、案の定心にくるものがなくてがっかりしつつ、文庫版あとがきでも、読むか~と、数ページ読み進めたところで、ここじゃん…この本の全て!文庫版あとがきだけが他のページと比べて100倍興味深い内容。SNSをやらない菊地成孔による2015年時点でのSNS評。今読んでも喰らいまくる的確な指摘。SNSはドラッグである、若者よ自分の感じていることに向き合え、というメッセージ。感性を大事にする教えがここにも…(7.18 19の日記参照)。
このあとがきが、この日見た展覧会で考えたことともリンクしちゃって、SNSやめたくなりました、自然(これは山とか海に限らず、人間の営みも含めて、人工の対義語)をまっすぐ捉えたい。もはや、SNSをやめるだけで、周りのみんなの日常生活との差別化ができるので、圧倒的豊かデイズのはじまりだよね…イマジネーションで満たされたい…本物の芸術を嗜みたい…

そのあとFSバイト14〜19。
珍しく撮影機材の返却のお手伝いなんかして、退勤後スタバへ。レポートをバッチリ出す。久しぶりによくかけました。思考と文章が一致して、にこにこ。


0コメント

  • 1000 / 1000